自分の感性を鍛えたいときに読みたい本
人は自分が思うよりも物事を「見て」いない
今年はコロナでお出かけの機会も減ったので、普段読まないような本も読んでみることにしました。わたしは圧倒的に小説を好んで読みますが、今回は全然違う路線で。
【今回読んだ本】
タイトル 観察力の鍛え方
著者 佐渡島庸平
感想から述べると、「めちゃくちゃ考えさせられました」。
あまり書くとネタバレになってしまうので簡潔に。
人は自分が思うよりもはるかに自分の見たいものだけを見て、物事を観察しているようで観察していない。ここで、この本の一文を紹介しますね。
いい観察は、ある主体が、物事に対して仮説をもちながら、客観的に物事を観て、仮説とその物事の状態のズレに気づき、仮説の更新を促す。
悪い観察は、仮説と物事の状態に差がないと感じ、わかった状態になり、仮説の更新が止まる。
わたしは結構「悪い観察」が多い気がします。
物事は、ある一方の側面だけを見てもきちんと捉えることはできない。見えてない向こう側はどんな形をしているのか?仮説を立てて多面的に観ていくと、仮説とのズレが見え、また観察と考察を進める。
なかなかできていなかったな。
物事をパッと見て、わかった気になると、そこで思考は止まるんですね。、、、わたしの思考は止まってばかりだったかも(笑)
物事を注意深く観察して思考し、仮説の更新を繰り返すことで、世界は広がる。
こんなことを教えてくれる本です。
ぜひ、読んで「いつもの思考」にピリッとスパイスをきかせてみてはどうでしょう。
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