もりちゃむのブログ

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【雑記】 あの時の彼のようになりたい ―自分で思うよりおせっかいくらいでちょうどいいという話

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生活をしていると、「困っている他人」に出会うことがありますよね。

たとえばお年を召したご婦人が道に迷っている。

そんな時、あなたはどうしますか?

サッと声をかけてあげれたらカッコいいのだけど、

実際は「声をかけると警戒されるかな?」「誰かが声をかけるだろう」と声をかけることに尻込みをするのではないでしょうか。

かくいうわたしもズバリそこで尻込みしてしまうんですよね。

知っている人になら何の躊躇もなく声をかけれるのに、他人だと声をかけることが難しい。

何年も前になりますが、こんなことがありました。

 

あの時の彼のようになりたい

ある日の夕方、たくさんの人でごった返す電車のホームに新快速電車(特急)が滑り込んできました。

新快速電車からも大勢の人が降りてきて、ホームは人・人・人。

と、目の前を視覚障害者の方が通り過ぎて行きました。

「ただでさえ歩きにくいホームなのに、目が見えないと大変だし危ないかも、、声をかけた方がいいかな?・・・でも、白杖があるし、おせっかいなだけかもしれないしな・・」

と逡巡したその時でした。

めちゃくちゃいかつい顔つきでピンク頭のド派手なお兄さんが、視覚障害者の方のあとを追って来て、わたしの目の前で声をかけたのです。

「すいません、混んでて危ないから補助しますね。腕を持ってもいいですか?」と。

視覚障害者の方は一瞬驚いていましたが、「芦屋駅に行く電車に乗りたいです。お願いします」とうれしそうにおっしゃいました。

それを聞いたお兄さんは、「あと3分ほどで電車が来ますよ。普通電車ですけど、混んでないからその方がいいですよ」と言い、その方の手を引いて行かれました。

 

どうでしょう?

人としてかっこいいですよね。

わたしがあれこれ躊躇している間に、彼は当然のようにサッと追いかけてきて声をかけ、困っている方の手を引く。

時間にして1分もなかったはずです。

こんな素敵な行動ができるようになりたい!!と鮮烈に思った瞬間でした。

 

あれから数年、あの時の彼のようにはまだなれていませんが、勇気を持って声をかけるように心がけています。

何回か声をかける機会がありましたが、そこで自分なりに得た答え。

おせっかいとはいえ、声をかけて感謝された時の気持ちよさは最高!

ちょっと、自分勝手な感情のような気もしますが、でもいいんです。

助けた方も助けられた方も幸せな気分になるって最高じゃないですか。

 

わたしも助けられました。とっても幸せな気分になりましたよ。

 

こういうおせっかいが日常になれば、世界はとっても温かくなるのにな、と思う。

困ってそうな人を見つけたら、気軽に声をかけてみるといいことあるかも(*´ω`)